日立製作所オートモティブシステムグループは、24日より開催される「第40回東京モーターショー2007」に出展すると発表した。
今回は「クルマと人と社会の、その先へ - クルマの技術と感動を、日立グループから -」をテーマに、日立グループ8社が安全で、環境に優しく、快適なクルマ社会を実現するための幅広い自動車関連製品と次世代の技術を出展する。
トータルITSドライブインシアターは、日立のシステム開発研究所の技術であるプロジェクターアレイシステムを用いた180度のスクリーン映像を通し、来場者にITS統合制御の実現に向けた日立の安全走行技術をあたかもクルマに乗っているかのような臨場感のもと体感できる。
また、ハンドル一体型の指静脈認証技術デモンストレーションは、ハンドルを握るだけで本人以外の不正利用から守ることができるほか、最初の本人認証時に、シートやサイドミラーの位置、空調の温度などを調整することができ、運転する人の好みに合わせた車内環境を即座に提供することが可能。
認証装置にそれぞれの指の静脈を登録し、指ごとの機能を設定することにより、添える指を変えるだけで、カーオーディオやカーナビなどを操作する多機能スイッチとしても利用できる。
このほか、日立が注力する「環境」「安全」「情報」の3分野について日立が提案する製品および技術を展示する。