【東京モーターショー07】三菱ふそう スーパーグレート、12段で省燃費

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【東京モーターショー07】三菱ふそう スーパーグレート、12段で省燃費
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三菱ふそうが第40回東京モーターショーに出品する新型『スーパーグレート』は、特別仕様車という扱い。しかし、キャビンのカラーリングを除けばショー直前のモデル追加そのものである。

狙いは、最高水準の高速燃費実現。そのための秘密兵器は、12段トランスミッション(2ペダルAT)と高トルク型のエンジンだ。

このスーパーグレートが搭載しているトランスミッションは、メルセデスベンツのトラック用に開発された12段トランスミッションをベースに、ダイムラー・トラック部門と三菱ふそうが日本市場向けに開発を行なう、三菱ふそうのトランスミッション自動化システム「INOMAT-II」を組み込んだもの。

トランスミッション自体は、遊星歯車の採用やノンシンクロ化によりエンジンの高トルク化に対応。ワイドレンジのギヤ比なので、低ファイナルギヤとの組み合わせが可能で低燃費を実現するのである。

また、エンジンはトランスミッションのメリットを生かしたマッチングを実現するために高トルク化。排気量12882ccの直列6気筒直噴ディーゼルターボで、最高出力はベースエンジンとおなじ380psながら最大トルクを約20%アップの220kgmとしている。

日本の自動MTシステムを組み込んだドイツ製トランスミッションとそのミッションを最大限に生かす日本製エンジン、そして日独共同の開発作業。車体は日本。このグレードは、まさに国境を越えて生み出された、最新トラックなのだ。

高速実用燃費は、採用された技術により約5%向上。長距離を走るトラックにとって、5%という数字は決して小さくない値である。

《工藤貴宏》

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