VWとダイムラー、第2世代バイオ燃料メーカーに出資

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独フォルクスワーゲン(VW)と独ダイムラーは、第2世代バイオ燃料メーカーである独コレーン・インダストリーズ(CHOREN Industries GmbH)に、少数株主として出資すると発表した。この提携の目的は、BTL(Biomass To Liquid=バイオマス・トゥー・リキッド)燃料の普及にあるという。

BTL燃料とは、植物から生成される液体燃料のことで、燃焼時に排出されるCO2量は、原料の植物が成長する際に吸収したCO2量と等しいことから、「カーボン・ニュートラル」とみなされている燃料である。

3社は、すでに2002年から、BTLの研究開発を行っている。コレーン社は、ドイツのフライブルグに、世界初のBTL工場を建設中である。同工場では、1万5000トンのBTLを生産する計画だ。これは、1万5000台の自動車が1年間に使用するBTL量に相当する。

また同社は、生産能力20万トンの工場を建設する計画も進めており、2007年中には、建設地が決定される。同社では、10−15程度のBTL工場を建設すれば、2020年までに300万トンのCO2が削減できるとしている。

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