東京ビッグサイトで開催された「国際福祉機器展2007」(3日-5日)で、ラリーカーを展示しているブースがあった。しかもそのクルマは傷だらけだ。三菱自動車のブースがそれで、展示しているラリーカーは「アジアクロスカントリーラリー2007」(8月5日スタート、10日ゴール)で活躍した『トライトン』である。このクルマは青木琢磨選手が運転したもの。青木選手といえば、90年代半ばにオートバイのレースで活躍した選手で、全日本チャンピオンになったことでも知られる。しかし、98年にテスト走行中に事故に遭い、下半身不随になってしまった。しかし、レースへの夢を捨てきれず、8月に開催された「アジアクロスカントリーラリー2007」に参戦した。もちろん、このラリーカーは通常のものとは違い、アクセルやブレーキなどをすべて手で操作するハンドドライブ仕様である。しかも、青木選手は見事に完走し、総合7位に輝いた。「ハンディキャップをもった人でもレースに興味を持っている人はいるので、その人たちに頑張ればモータースポーツに参戦できるということを知ってもらいたかった」と三菱自動車の関係者は展示の狙いを話した。
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