ホンダの欧州子会社ホンダモーターヨーロッパは9月29日、欧州向け2008年型モデルをフランスで開催のパリモーターショーで発表した。
スーパースポーツモデル『CBR1000RR』フルモデルチェンジして発表、MotoGP(ロードレース世界選手権)参戦マシンの開発などで培ってきた最先端技術を随所に施し、高い走行性能と洗練されたデザインのモデルで、今回、エンジンやフレームの構造、カウルデザインを変更するなど、軽量化とさらなるマスの集中化を実現した。
また、デュアルパーパスタイプのスポーツモデル『XL700V Transalp』をモデルチェンジした。エンジン排気量を650ccから700ccに拡大して加速性能を向上、ヘッドライト周りなどをアグレッシブなデザインに刷新した。
さらに、オンロードスポーツモデル『CBF600』は、走行性能の向上を目指して、より出力特性の高い軽量・コンパクトなエンジンを、新採用の軽量アルミダイキャスト製モノバックボーンフレームに搭載した。また、ブレーキシステムには新たに簡便な操作で理想的な制動性能を確保できる、前・後輪連動ブレーキシステムCBS(コンバインドブレーキシステム)を採用し、ABS(アンチロックブレーキシステム)との相乗効果によるさらに制動性能を向上した。