ブリヂストンF1ミーティング…富士はソフトとミディアム

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今季はF1参戦全チームにタイヤを供給しているブリヂストンが、日本GPを直前に控えた9月26日、「BRIDGESTONE F1 PRESS MEETING」を開催した。

スーパーアグリ・ホンダの鈴木亜久里代表と佐藤琢磨に加え、マクラーレン・メルセデスのルイス・ハミルトン、フェラーリのフェリペ・マッサといったビッグゲストを招いてのトークショーを実施した。

荒川詔四社長、安川ひろし・モータースポーツ推進室長、浜島裕英MS・MCタイヤ開発本部長らブリヂストン首脳が口を揃えて語ったのは、「全チーム供給となった今年は、安全性と公平性の実現のために最大限の努力をしてきた」ということ。昨年まではミシュランというライバルに勝つことが大きな目標であったが、今季は99−00年以来となるブリヂストンのワンメイク。全チームへのフェアなタイヤ供給という、まったく新しい課題に立ち向かうことになったのだ。

そのための努力の具体例として、浜島氏からはこんな話も。「今季からF1タイヤは海上輸送しているんですが、赤道直下のような暑い地域も経由します。タイヤ(の物性)が変化したりしないよう、ワインなどを運ぶための特別なコンテナを使用してもいるんです」

タイヤ戦争があった昨年と、ワンメイクとなった今年。その違いを佐藤琢磨はこう説明する。「去年までは、それぞれのサーキットに合わせてタイヤがつくられていたわけですが、今年はシーズンを通して4つのスペックしかない。だから、チームやドライバーが『タイヤに合わせて』いかなければならないんです」。F1に新しい難しさが生まれたのである。

そして各グランプリには4つのうちから2つのスペックが持ち込まれるのだが、『決勝レース中に両方のスペックを最低1度ずつ使用しなければならない』という新ルールも加わり「戦略にも影響しましたね」(琢磨)。

9月28−30日に開催される富士スピードウェイでの日本GPには、直近2レースと同様、4つのスペックのうちの“真ん中2つ”=ソフトとミディアムが持ち込まれることになっている(軟らかい側であるソフトには、溝のところにホワイトラインが入る)。

《遠藤俊幸》

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