三菱ふそうトラック・バスは20日、ふそう『スーパーグレート』のショックアブソーバーに不具合があるとして国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。96年6月から00年3月までに生産された1347台が対象。
低床式後2軸の空気ばね式ショックアブソーバーの車高調整装置でストッパー機能が不十分なため、荷役作業時などに最大車高以上に車高が上がり、内部のピストン取り付けナットが脱落するものがある。
そのままの状態で使用を続けるとショックアブソーバーのピストンロッドが抜け出し、最悪の場合、タイヤと干渉してバーストまたは発熱によって発火する恐れがある。