気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップ、内幕を分析するマスメディアクルージング。
2007年9月6日付
●トヨタ、70年で頂点、生産世界一、早期から海外戦略(読売・8面)
●米国新車販売トヨタは2位 8月(朝日・11面)
●トヨタ、プラグインハイブリッド今秋から公道試験 パリ周辺で(毎日・9面)
●CNG車普及ガス業界本腰、展示試乗会など開催(産経・9面)
●ガソリン価格2週連続下落(東京・9面)
●日産、3000ドル車開発に参加、仏ルノー・インド社と 新興国市場を開拓(日経・11面)
●日産、スウェーデン社を買収、フォークリフト品揃え強化(日経・11面)
ひとくちコメント
トヨタ自動車が2007年の世界生産台数で世界一になることがほぼ確実になったという。トヨタの942万台に対し、米自動車最大手のゼネラル・モーターズ(GM)が発表した生産計画が928万5000台にとどまったためだ。
5日付の一部の夕刊で報じられたのに続き、きょうの朝刊でも「トヨタ、70年で頂点、生産世界一」(読売)、「トヨタ対GM 首位交代秒読み」(毎日)、「トヨタ、GM抜き生産世界一、販売は年末まで接戦」(日経)などと取り上げている。
トヨタが今年「世界一」になるのは既定路線で驚くようなことではないが、与謝野官房長官までが「隔世の感がある」とコメントしているのにはびっくりだ。その内容を読売が伝えているが「私は大学の答案で、トヨタと日産は永久にGMやフォードには勝てないと書いて『優』をもらった」という。
古参のトヨタマンには与謝野氏と同じような気持ちで入社した人が大半だが、最近は「世界一の会社だから入社した」という若手社員も多いという。隔世の感は与謝野氏ばかりではなさそうだ。