三菱自動車は、欧州事業統括会社ミツビシ・モータース・ ヨーロッパが9月11日から開幕するフランクフルトモーターショーに、新型セダン『ランサー』の欧州仕様を発表するとともに、コンパクトSUVのコンセプトカー『MITSUBISHI Concept-cX』(参考出品)を世界初披露すると発表した。
プレスデーには次世代電気自動車『i MiEV』を欧州で初めて公開するなど19台を出品する。
ランサーは、北米、ロシア、日本(日本名『ギャランフォルティス』)ですでに発売されている。今回発表する欧州向けランサーは、欧州市場のニーズに合わせ、新開発の1.8リットルDOHC「MIVEC」アルミエンジン、2.0リットル・ターボディーゼルエンジン、1.5リットルDOHC「MIVEC」エンジンの3種類のエンジンを新たに採用する。
また、Concept-cXは、環境性能と実用性能をバランスさせた新世代のコンパクトSUVをコンセプトとし、パワートレインに欧州の排出ガス規制Euro5に対応する、高出力、高効率の新開発1.8リットル・クリーンディーゼルエンジンを搭載、動力伝達効率に優れる「Twin Clutch SST」(Sport Shift Transmission)を組み合わせ、軽快な走りと低燃費、低排出ガスを両立した。
さらに、地球温暖化や石油資源枯渇への対策を目的とした、三菱自動車独自の植物由来樹脂技術「グリーンプラスチック」を内装材などに多用するなど、環境対応技術を数多く採用する。