国際石油開発帝石ホールディングスは、新潟県中越地震で、帝国石油の主要地域である長岡地区での主要施設に直接的な影響は無く、一部を除いて通常運転で操業していると発表した。
帝国石油では、地震発生の16日に安全確認のため、天然ガス生産施設を停止したが、同日の午後5時半から順次、生産を再開し、現在はプラントの一部を除いて通常運転を行っている。また、同社天然ガスパイプラインネットワークについては、遠隔監視システムにより、異常が無いことを確認した上で、安全に供給を継続している。さらに、各ライン沿線でパトロールを実施し、異常が無いことを再確認したと、している。
ただ、柏崎地区では、同社生産基地間の送油管が地震の影響で損傷し、原油が漏洩したが、この区間のバルブを閉止し、流出拡散防止対策を実施したとしている。