27日にトヨタ自動車が発表した、新型『ヴォクシー』と『ノア』。運転席へ載る段階からシフトチェンジまで、便利機能が満載だ。
まずは運転席に乗ってみたのだが、乗降用アシストグリップがピラー部分にあり、随分と楽である。商品開発本部第2トヨタセンター製品企画の上安直登主任によると、以前別の車種で装備していたことがあり、先代ではつけなかったところ非常に要望が多かったという。
運転席に座って便利に感じたのが、ワイドビューフロントモニター&サイドモニター。今ではモニターに後方の映像を映すのは珍しくないが、サイドモニターは珍しい。運転席から完全に死角になる助手席側の下方を映してくれるので、路肩などに駐停車する際にとても便利だ。
また、高級モデルにはパドルフシフトも設定されている。バンタイプにパドルフシフトというのも違和感があるかもしれないが、ステアリングから手を離さずにシフトアップ/ダウンを行えるという、安全性も、装備した理由としては大きいようだ。
F1界から移植され、いまや家庭用ゲーム機でもお馴染みとなったたパドルシフトだが、「ちょっとエンブレを効かせたいな、なんて時に便利です」という説明のとおり、実に手軽である。誤操作を防ぐ仕組みも用意されており、全車標準でもよさそうだ。