6日におこなわれた新型スバル『インプレッサ』の発表会のスピーチで、富士重の森郁夫社長は「10月にはもっとパフォーマンスを追求したモデルの投入も予定している」と発言した。“もっとパフォーマンスを追及したモデル”とは何か? もちろん、「STI」バージョンのことである。
今回のフルモデルチェンジで「WRX」が消えてターボモデルもマイルドな仕立てになったことから、STIバージョン(名前はSTIか?)は今まで以上にノーマルとは差別化された仕様になることは想像に難くない。しかもSTIバージョンは標準インプレッサとは開発チームも異なるという。
「1.5リットルエンジン搭載車を中心としたインプレッサと(STIバージョン)は性格が両極端に離れてしまっている商品だと思うので、同じチームで開発するのは無理があるかなと思っています。だから、新型では開発チームをわけて開発しているんですよ。リーダーも別の人物です」と、スバル商品企画本部の山内直志さんは教えてくれた。
「スポーツバージョンは突き詰めないといけないところがあるので、こういうクルマと一緒に開発して中途半端になってしまうのがいちばんいけないと思います。お客さんの要望が高いレベルにあるので、その人たちの期待に応えるためには専門のチームを作らないと満足いただけないかなと…」(山内さん)
オーバーフェンダーと大型リヤウイングがエクステリアの特徴になるといわれる新型のSTIバージョン。エンジンはベースモデルと同じ2.0リットルターボながら、出力は300psを超えるのは間違いないだろう。あと4カ月待てば、すべてが明らかになる。