ターボエンジン搭載のハイパフォーマンスモデルといえば「WRX」というのが、『インプレッサ』のお約束だったはず。しかし、予想外の出来事が起こった。新型インプレッサには「WRX」が用意されていないのだ…。「“WRX=ラリー”というイメージが強すぎて、スポーティなグレードに乗りたいと思っても、一般の人には敷居が高かったかなと思うんですよ。そういった敷居を取っ払い、誰にでもちょっとスポーティに乗れる、とっつきやすい位置づけにしたかったのです」それが、商品企画を担当した山内直志さんの答えだ。今までのインプレッサは、「WRC」での活躍と「WRX」という尖ったモデルの存在ばかりがクローズアップされ、それがカルト的な人気と注目を集めていたのは疑いようのない事実だ。しかしそのカルト的な人気は、量販車として販売台数を増やそうと考えた際に自分自身の足枷となっていたのもまた事実である。だから、心機一転した3代目では、WRXというネーミングをあえて捨てたのだ。「ターボの走りの気持ちよさを、幅広いお客さんに乗って楽しんで欲しいと思っています。乗り心地も、(WRXのような)ギチギチではなく、スポーティに楽しめるセッティングにしています」(山内さん)しかし、それだけではファンが許してくれないことくらいスバルもよくわかっている。だから、遅れて登場する、もっとスペシャルなモデルもしっかり用意しているのだ。
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