「携帯電話からアップロードされたリアルタイム情報を用いるスマートループの採用により、サイバーナビによる目的地までのルート品質はさらに高いものになりました」と説明するのは、パイオニアでカーナビ関連のソフトを担当する矢野健一郎さん。
「サイバーナビを選ぶお客様は、情報に対する感度が非常に高い方が多いのが特徴です」と矢野さん。「昨年から始まった蓄積型プローブの情報についても趣旨に賛同していただける方が多く、データは順調に集まりました」と語る。提供された道路情報の延べ距離は400-500万kmに達しているという。
また、今年3月からは施設の地点情報を含むドライブ情報をユーザーから集める「スマートループ・ドットログ」というブログもスタートさせている。こちらのユーザーは現時点で150人程度だが、これまで「こうしたブログを開設しました」と、大きく宣伝してくることは無かった。
「ドットログの開設時には広報発表も特に行わず、弊社のウェブサイトのTOPページに小さいバナーを載せただけでした」と矢野さん。それでも情報感度の特に高いサイバーナビユーザーはドットログの開設に気づき、ドライブ情報の提供を始めた。
繰り返し情報を提供してリピーター化したアクティブなユーザーの数はまだ少ないが、07モデル発表と同時にドットログの存在も明らかになったことから、今後の参加者増は確実に見込めるそうだ。