【D視点】イギリスデザインの魅力…レンジローバー

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 工業デザイン発祥の地、イギリス

近代工業技術の発展と応呼して誕生したインダストリアルデザインは、工業生産に適したデザインの普及を目的にドイツでスタートし、やがて、アメリカに渡り商業主義の中で発展して世界に広まった、「バウハウス」のデザインが、最もポピュラー。

しかし、インダストリアルデザインの発祥の地は、実はイギリスで、19世紀の後半、イギリスの産業革命に伴って、粗悪な工業製品が出回ることを嘆いたダスキンやウイリアム・モリスなどが中心になった「アーツ・アンド・クラフト」運動が始まりなのだ。職人気質の強いお国柄だからこその運動と言える。

モリスらの洗練されたデザインは、やがて「リバティ・スタイル」として発展し「アール・ヌーボー」の形成にも影響を与えることとなるが、これらがイギリスのデザインルーツであることは言うまでもない。

イギリスの貴族は、それぞれ固有のツイード柄を持ち、その服を大切に使っていたと言われる。上質なモノを、長く使う風習が、ロングライフのクルマや工業製品の存在に影響を与えているようだ。

しかし、イギリス人が古いものだけを大切にしている訳ではない。世界のフアッションの中でも最もアグレッシブな活動をしているのは、ロンドンコレクションであることは周知の事実。よい物を大切にすると同時に、新しいものにも熱心なのがロンドン子のようだ。

D視点:デザインの視点
筆者:松井孝晏(まつい・たかやす)---デザインジャーナリスト。元日産自動車。「ケンメリ」、「ジャパン」など『スカイライン』のデザインや、社会現象となった『Be-1』のプロデュースを担当した。

《松井孝晏》

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