トヨタ自動車は10日に発表した『G-BOOK mX』をベースにしたテレマティクスサービスを中国市場で展開予定であることを発表した。
詳しいサービスの内容は、10月に北京で行なわれるITS世界会議で発表される計画だが、「海外展開の第一弾を中国で行なう。盗難車追跡やヘルプネット機能など中国市場でのテレマティクスサービスは非常にニーズが高い」(e-TOYOTA部友山茂樹部長)というように、安全・安心の機能を軸に商品化される模様。
また、中国でのすべてのトヨタディーラーにはe-TOYOTA部がすでにeCRBと呼ばれるディーラーによる顧客管理システムを導入済みであり、テレマティクスサービスと連動して、ディーラー入庫などのサービスや管理などにも活用できる素地がそろっている。
最初の搭載車はカーナビゲーションの装着率が高いクラウンなどの高級車である可能性が高い。
なお、国内ではマツダなど資本提携がないメーカーにも積極的にG-BOOKを提供しているが、「海外戦略においてはトヨタ車の付加価値向上に利用してゆく」(友山部長)方針をとるという。