朝刊から気になるニュース、気になる自動車関連記事をピックアップ、その内幕を分析するマスコミクルージング(原則として朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版を対象にチェック)。2007年4月5日付●タクシー10年ぶり値上げ、10%前後、まず長野、大分(読売・2面)●クライスラー売却 3グループせめぎ合い、株主総会社長「中身言えない」(読売・10面)●新車6年以上保有12% 業界調べ、耐久性向上で長期化(読売・10面)●高速道、ピーク連休後半(読売・37面)●米ピックアップ トヨタが苦戦、販売奨励金競争に突入(朝日・13面)●トヨタと日産が過去最高、3月米新車販売(毎日・11面)●組織的窃盗、自動車被害、昨年の都内の被害、全国9番目の1497件 RV車45%占める(東京・23面)●下請け保護へ監視強化、違反事例挙げ指針、経産省・公取委、自動車・ソフトなど(日経・5面).●バイオ燃料市販へ発進、ガソリン混合、週内に輸入、石油元売り まず首都圏で(日経・3面)ひとくちコメントダイムラークライスラーのディーター・ツェッチェ社長が株主総会の席で北米クライスラー部門の分離・売却について「強い関心を持つ複数の候補と話し合っている」と述べたという。クライスラー部門の売却に向けた交渉を初めて公に明らかにしたもので、きょうの読売、日経などが大きく取り上げている。それによると、クライスラーを巡っては、米投資会社のブラックストーン・グループとサーベラス、カナダの自動車部品メーカー大手マグナ・インターナショナルの3グループが買収に名乗りをあげている。「ツェッチェ社長は、交渉相手の具体名については明らかにしなかったが、これら3グループを軸に、詰めの交渉に入ると見られる」(読売)。いずれにせよ、98年に誕生したダイムラークライスラーは「事実上の解体に向けて動き出す」(日経)ことになった。