29日に発表されたe燃費アワード、輸入車部門では、スマートの『フォーツークーペ』が16.5km/リットルで1位となった。2位のフィアット『パンダ』を3km/リットル以上引き離す独走だった。
ダイムラークライスラー日本 メルセデス・カーグループ製品広報課 課長 伊藤節弥氏は次のようにコメント。
「1998年にヨーロッパで発売されたスマートは、渋滞が原因になって生じる資源や時間の無駄を排除していくことがコンセプトだった。そこで、クルマに何人乗っているのかということを調べたら平均1.5強人だった。ならば2人乗ることができて、多少の荷物を積むことができる小さいクルマをつくれば、渋滞を減らせるのではないか、資源と時間も有効に使えるのではないかと考えた」
「ヨーロッパでは発売以来非常に好評で、日本でも1万7000台という販売実績がある。街中で目立つクルマで、一度買われたお客様がまたもう一台買われるなど、満足度も高い」
「さらに今回のデータとして示されているように、燃費性能にも優れている。今後はメルセデスは大きいクルマ、スマートは(経済性に優れた)小さいクルマとしてマーケットに訴求していきたい。このアワードは本社にも報告をして喜びを分かち合いたい」