スズキ『ワゴンR スティングレー』(5日発表)には3種類のエンジンが用意され、すべてに4速ATが組み合わされている。そして、性格の異なるエンジンごとにグレード分けされた3モデルでラインアップを形成し、FFと4WDが用意されている。
従来の『ワゴンR』には、標準系にはNAとマイルドターボが設定され、スポーツモデルのRRはマイルドターボと64psの直噴ターボという設定だったので、スティングレーでは従来のワゴンRに設定されている、すべてのパワートレインを選べるのだ。
ワゴンRスティングレーを開発した商品第一カーライン チーフエンジニア補佐の松井時男さんは「スティングレーでは、さまざまなお客様に対応できるように、NA/マイルドターボ/64ps直噴ターボの3種類を用意しました。足まわりの設定は、RRに近いものを採用しています」
「ライバルは他社のトールワゴン系のスポーティモデルになりますが、スティングレーのスタイルや、ターボエンジンの力強さがあれば、コンパクトカーから乗り換えてくるお客様にも訴求力があると思っています」とコメント。
3種類のエンジンラインナップがあれば、従来のトール系軽自動車からの乗り換えや、最近流行の兆しを見せる、コンパクトカーから軽自動車へのダウンサイジングもカバーできるに違いない。
何より、従来のワゴンRよりも豊富なエンジンを設定しているあたりに、スズキがスティングレーへにかける期待の大きさを表している。