マツダ『CX-7』には、『MPV』の上級モデル同じ直列4気筒2.3リットルの直噴ターボエンジンと6ATが採用されている。
CX-7の走行実験を担当したマツダ 車両開発本部の岡野良一さんは「CX-7のパワートレインはMPVのターボモデルと同じユニットを使っています。ただしCX-7のATに関しては、キビキビ感を出すために、多少ローギヤードに振っております」
「アメリカでは3リットルクラスのV6を求める声も多いのですが、このターボエンジンを一度体験してもらった人は、直4でも充分に満足していただいています」とコメント。
事実、MPVのターボエンジンは低速から太いトルクを発生し、2.3リットルのターボとは思えない優れた動力性能を発揮してくれる。
スペック的にはMPVのターボに比べ、CX-7の方が最高出力が7ps低い238psとなっているが、車両重量が160kgも軽く、最終減速比もMPVより低めになっているので、CX-7はさらに軽快な走りを披露してくれるに違いない。