【リコール】三菱ふそうがフロントハブで再リコール

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三菱ふそうトラック・バスは6日、『ふそう』のフロントハブに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。

対象車種は90年10月から05年12月までに生産された5万5057台で、04年に同社が行ったリコール時に届け出た車種と、当時はリコールの必要がないと判断した車種。同社の検証で使用環境に対する余裕が十分でないことが判明し、改めてリコールした。

昨年10月、鹿児島県で三菱ふそう車のハブ破断事故が発生。この車両のハブは同社が04年に行ったリコールの対象外だったことから、国交省では同社に対して破断原因などの調査を指示した。これを受けて同社が1月に示した報告では、タイヤ交換時のホイールナットの締め付けトルクが過大であったり、過積載での走行などがあり、想定を超える使用環境に対する判断基準の甘さがあったことを認めた。このため基準を見直し、改めてリコールすることを決めていた。

対象車は、フロントハブにおけるホイールナットの過大な締め付けや過積載などで、ハブのフランジ付け根部付近の応力が過大となり、亀裂が発生することがある。そのまま使用を続けると亀裂が進行し、最悪の場合はハブが破断する恐れがある。

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