カーデザイナー、モデラーを養成する専門学校、東京コミュニケーションアート(TCA)の自動車デザイン科は、スズキと産学共同プロジェクト「次世代のSUV研究」を展開、その成果を20日−21日の両日、公開展示する。
●テーマ:次世代のSUV提案。現在、商品イメージが固定していないSUVというジャンルについて、既成概念にとらわれず、新しい可能性を提案する。
展示内容
●デザイン説明展示パネル
●1/4スケールモデル
●エイリアスオートスタジオによるCGモデリング、レンダリング
●日時:1月20日(土)、21日(日)
いずれも10:00−16:00
●場所:TCA第5校舎
東京都江戸川区中葛西5-24-18
2年生(TCAは3年制)を中心にデザイナー、モデラー、CGの3人一組でチームを組み、次世代のSUV、直接的には次期『エスクード』の開発にあたった。プロジェクトは昨年4月に始まり、12月に浜松のスズキ本社で役員やデザイナーに対しプレゼンテーションを行ない、高い評価を得たという。スズキデザイン部の吉村等部長は「学生らは素直に多くを吸収し、短時間で成長した」と語る。
TCA自動車デザイン科の藤村敬直顧問は今回の成果に満足しつつ「今後は大手完成車メーカーに加え、用品メーカーや独立系企業ともデザインの共同開発を行ないたい。TCAをデザイン交流のフォーラムにしたい」と展望を述べている。