フォード・モーターと米マイクロソフトは現地時間の1月8日、車載用の情報通信アプリケーションシステム『Sync』をデトロイトショーで発表した。
このシステムはマイクロソフトの「Microsoft Auto」という車載システムがベースとなっており、Syncを利用することで、携帯電話やポータブル音楽プレーヤーをはじめとするさまざまな携帯機器を車内でも安全に利用できるという。
ステアリングスイッチや音声での入力が可能で、接続した携帯端末のステータスはダッシュボード上のヘッドアップディスプレイ等に表示できる。この他、携帯電話アドレス帳の移動・コピー機能、USB2.0ポート、多言語対応などもサポートする。またSyncは将来のアップグレードも可能としているが、その詳細は明らかにされなかった。
Syncは、2007年の秋より販売されるフォード『エッジ』『エクスプローラー』『フォーカス』、リンカーン『MKZ』『MKX』、マーキュリー『モンテゴ』など12車種に順次搭載される予定。将来的にはトラックへの搭載も計画しているという。