ダイハツ工業は、軽自動車の新型『ミラ』のCVT(無段変速機)の販売比率が約3分の1を占めるとの見通しを明らかにした。
新型ミラはAT(オートマチックトランスミッション)、MT(マニュアルトランスミッション)以外にCVT搭載モデルを設定している。低燃費エンジンとの組み合わせで、CVT搭載モデルの燃費は1リッター当たり25.5kmとガソリン車としてトップの低燃費を達成した。
新型ミラの販売計画は月販6000台だが、CVT搭載モデルの比率は、燃費志向の高まりから、1500−2000台と、全体の約3分の1を見込んでいる。
一方、同社は新型『ムーヴ』に設定したCVT搭載モデルの受注が好調で、CVTの生産量が不足しているため、来年2月からCVTを増産する。CVTは同社の滋賀工場で月産5000台生産しているが、生産ラインの見直しや設備の増強で、月産9000台に増強する。