ホンダ『レジェンド』の「インテリジェントナイトビジョンシステム」と、「SH-AWD」は、80年代のアメリカの特撮テレビ番組シリーズ『ナイトライダー』に登場するスーパーカー、『ナイト2000』を参考に開発したという。
ホンダの新事業推進室 室長の山田清実氏が7日、JAXA主催の「宇宙×イノベーション」シンポジウムで明かした。
インテリジェントナイトビジョンシステムは、遠赤外線カメラを用いて、暗闇で歩行者を検出し、ドライバーに警告音を発する安全技術。SH-AWDは、4輪の駆動力配分を前後左右で可変とした走行制御システムだ。
『ナイトライダー』は日本でも80年代後半にTV放映された。ポンティアック『ファイアーバード・トランザム』をベースに人工知能「K.I.T.T.」を搭載するなど改造をほどこしたスーパーカーが登場する。現在も愛好者は多い。
山田氏は、「今こう言うと、笑われる方もいるのですが…」と照れ笑いしながら、ナイト2000とレジェンドとの類似技術について、丁寧に説明していた。