iDはオープンでいく。トヨタファイナンスも採用予定
−−ドコモはDCMX mini / DCMXでiDを使うイシュアであるわけですが、一方で、iDはブランドという位置づけですよね。
守屋 そうです。我々としては、VISAやMASTERのようなブランドの、FeliCa決済版がiDだと位置づけています。この中で重要なのは『オープン』だということで、できるだけ多くのイシュアに採用していただきたいと考えています。 すでにみずほ銀行やクレディセゾン、UCカードに採用していただいていますし、将来、トヨタファイナンスにも採用いただけることが決まっています。
−−トヨタファイナンスはQUICPayの推進派ですが、ユーザーの希望があればiDも対応するというスタンスですね。ユーザーの選択肢を増やすという点で、これはよいことだと私も評価しています。この流れで、今後もiD採用のイシュアは増えそうです。
ところで、iDが使えるおサイフケータイは、今のところドコモだけですよね。ここが問題だと私は考えているのですが。
守屋 我々としてはiDをauやソフトバンクモバイルにも採用していただきたい。実際、そういったお願いをしています。
−−iDは、まずドコモのDCMX / DCMX miniが牽引役となってユーザーを増やしていますが、一方で徹底したオープン戦略をとっている。携帯電話ユーザーを軸にした利用促進もしやすい。これらの点が注目のポイントと言えそうです。本日はありがとうございました。
※10月31日に開催されるセミナー「拡大するロードサイド決済ビジネス」では、iDにおけるドコモの取り組み・最新状況が紹介されるほか、電子クーポン配信システム「トルカ」の仕組みやiDと連携させる可能性なども詳しく紹介される予定です。
※参考:セミナーの詳しい内容および申し込み
http://www.rbbtoday.com/bch/seminar/2006-10-31-S06308.html