「『パジェロ』は、あらゆる過酷な使用環境にも耐えうる、高度な耐久性を備えていなければならない。なぜならば、例えば、アフリカやオーストラリアの奥地へ納車する時、そこに道があるとは限らず、川渡りや沼地を走行しなければならない場合もあるからだ」
報道発表会(4日)の席上、商品開発部門 RV1商品開発プロジェクト・プロジェクトマネージャーの田中博之氏は、新型パジェロが行った様々な開発テストの概要を紹介した。
「また、都市部では、近年増加傾向にある、集中豪雨による道路の冠水にも対応しなければならない。そのため、我々は水深70cmの冠水路を作り、耐水走行試験を実施した」
「他にも、山間地の登坂路において、牽引車両を用いた牽引試験、パリダカなどの舞台に代表される、砂漠における砂地試験など、ありとあらゆる悪路走破性能を備えるようテストした」
「さらには、200km/hの高速巡航性能を備えるため、ドイツのアウトバーンで高速クルージング試験も行った。パジェロは、万が一の危機や、緊急事態にも対応出来るクルマに仕上がっている」