三菱自動車は4日、主力SUVの『パジェロ』を7年ぶりに全面改良して発売した。発表会見で益子修社長は「当社のブランド確立に最も貢献するフラッグシップ。われわれの再生計画を果たすうえで力強い推進力になる」と述べ、再生計画の加速に期待を表明した。
益子社長は昨年1月の就任以来、『アウトランダー』、『i』、『ekワゴン』と順調に新モデルを投入してきた。今回、看板車種のパジェロが加わったことで「ラインアップの整備・強化ができ、お客様の選択肢を広げることができた」と語った。
また、「来年早々には『デリカ』も投入する」と述べ、再生計画で重要なカギを握る国内市場のテコ入れに自信を示した。パジェロは1982年の初代発売以来、今回で4代目。過去25年に世界で250万台の販売実績がある。