【ホンダF1】日本GP直前会見…07年に期待

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今シーズン中盤、一時は目を覆うほどの不振に陥ったホンダF1だが、大規模な人事刷新等を経てシーズン後半には復調、躍進を遂げた。その要因はどこにあったのか。10月3日の日本GP直記者会見で、ニック・フライCEOはこう語っている。

「チーム全体が、『F1をどうやって走らせるか』を、本当に理解してきたから、だと思う。栃木の研究所と、イギリスのチーム、その連携が良くなってきた。そして、新しい風洞を稼働させることができたのも大きい」

エアロダイナミクスは現代F1の最重要課題ともいえるが、今季途中から新しい風洞施設を本格稼働させられたことで、ホンダは空力開発の面でもトップチームの水準に達することができたのである。「でも、まだ我々は“ビギナー”だ。他よりも、来季以降の将来に、大きな可能性をもっているわけだよ」と、フライは07年のさらなる躍進を期する。

ドライバー両名を継続起用することも、フライは「来季のアドバンテージ」と語る。「来季はドライバーが大きく動く。アロンソ(やライコネン)が、いきなり新しいチームで充分に力を発揮できるかどうかはわからない。そこへいくと我々ホンダは、バリチェロとバトンという、良きライバルとして競り合っているすばらしいコンビを継続できる。これは利点だ」。

フライとともにチームを指揮する和田康裕HRD社長は、両ドライバーをこう評す。「シーズン当初、マシンとタイヤの違いにアジャストするのにちょっと時間がかかりましたけど、ルーベンスには彼の経験を期待して、チームに入ってもらいました。(経験に基づいて)しっかり、ものを言ってくれています」と、バリチェロの開発面での貢献を賞賛。

そして、長い付き合いともいえるバトンについては、「ジェンソンは、経験を重ねることで熟成されたドライバーになってきたと思います。アグレッシブでありつつ、レース距離を見据えた戦い方ができるようになった」と絶賛。

目前の鈴鹿への期待はもちろんだが、ホンダがいろいろな意味で真の充実期を迎えるであろう07年への期待こそが、大きく膨らむ。

《遠藤俊幸》

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