「海外では、ロングホイールベースで後席スペースを広げて4人乗りのバージョンも用意します。特にアジアでは、そういった仕様を求める声が多いので強化しています」。ショーファードリブン仕様について、レクサス『LS』の開発にあたった吉田守孝チーフエンジニア(商品開発本部レクサスセンター)はそう口にした。
LSは正式発売に先駆けて評論家を対象とした事前海外試乗会がおこなわれているが、その試乗記には後席が2座になったモデルの写真が使われていた。それが、日本市場にはラインナップされていないロングホイールベース仕様なのだ。
そこで気になってくるのは、日本のLS460にはロングホイールベースが追加されるのか、ということ。
「今はないですけれど、お客様のニーズを見たうえで考えようと思っています。海外では出しているわけだから、(日本での発売は)ニーズとタイミングだけでしょうね」(吉田さん)
ちなみに、来年春に発売予定の「LS600h」(5.0リットルエンジンによるハイブリッドを搭載したハイエンドモデル)には、ロングホイールベース仕様の「LS600hL」が用意されるとアナウンスされている。