朝刊から気になるニュース、気になる自動車関連記事をピックアップ、その内幕を分析するマスコミクルージング(原則として朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版を対象にチェック)。
2006年9月1日付
●電池リコールでソニーとデル、経産省に経過報告、品質担当の役員を新設、ソニー(読売・10面)
●アストンマーチン フォードが売却検討「ボンド・カー」次のオーナーは?(読売・10面)
●国道道路橋 車用柵なし36% 国交省調査、北陸、北海道で高率(読売・37%)
●みんなで選ぼうカー・オブ・ザ・イヤー 車雑誌・ネット21社、一般投票の賞創設(朝日・13面)
●日産と東風汽車が販売金融会社設立(朝日・13面)
●高速道GSきょうから値上げ(毎日・9面)
●都市対抗野球、日産(横須賀市)が粘るトヨタ(豊田市)を振り切る(毎日・21面)
●大工のランナー、オツオリさんケニアで事故死(毎日・29面)
●バイオエタノール 普及案ちぐはぐ、環境・農水省「減税」経産省は拒否(産経・10面)
●自動車部品 旭テック、米社を買収 海外生産強化(日経・1面)
●スズキが上場来高値、小型車シフト評価(日経・17面)
ひとくちコメント
1年を通して最も優秀な新型車を選出する「 カー・オブ・ザ・イヤー」に、今年からまた新しい賞が創設されるという。「あなたが選ぶ カー・オブ・ザ・イヤー」という名称で、インターネットを使った一般投票によって消費者が決定するというもの。
キヤノンマーケティングジャパンやブリヂストンなどが協賛し、インターネット・ポータルサイトやニュース・サイト、雑誌媒体など、さまざまなジャンルのメディアがこの企画に協力するという。
きょうの朝日が経済面で、「国内には自動車ジャーナリストらが選ぶ賞があるが、一般の感覚とずれる場合もあるという問題意識から企画。一般の人による本格的な車の人気投票は世界でも珍しい」と報じている。
早速、実行委員会の公式サイトを開いてみると、「特別な投票資格は一切なし。パソコンや携帯電話をお持ちの方なら、性別や職業などを問わず、誰でも投票することができます。イヤーカーを決めるのは、ほかでもない、ユーザーのみなさまなのです」とある。透明性の高い賞という志は評価したいが、組織票の選別など多くの課題も残されているようだ。