GMは2007年モデルのシボレーシルバラード、GMCシエラのフルサイズピックアップトラックを公開した。
GMでは今回の新型公開を予定より13週間早めて行っており、リック・ワゴナー会長は「北米市場でもっとも重要なモデルであり、GMの業績回復のためになくてはならない車種だ」とフルサイズピックアップについて語った。
しかしフルサイズピックアップはもっとも売り上げが減っているモデルであり、公開を早めてもガソリン高の折り、効果は疑問だ。
フォードでは同様に売れ行き不振の『F150』ピックアップの価格を、GMやトヨタの新型トラック発売をにらんで値下げに踏み切った。値下げ幅はレギュラーキャブモデルで720ドル、スーパーキャブモデルで830ドル、スーパークルーキャブでは949ドルになる。
ピックアップトラック市場には2007年始めからトヨタもフルラインナップで参戦し、トップセラーのF150を抱えるフォードの危機感は大きい。
今年の秋はGM、フォードにとってピックアップトラックの今後を占う上での大事な時期となりそうだ。