気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップ、内幕を分析するマスメディアクルージング。
2006年8月7日付
●ホンダ・チーム39年ぶりV F1ハンガリーGP バトン「人生最高の走り」(読売・24面)
●信頼感 ホンダ車首位 英国雑誌(朝日・7面)
●フォード 崖っぷち、「GMより深刻」ジャガー売却検討(産経・3面)
●HONDA快走、栄光再び、正念場の年 新たな一歩(産経・19面)
●社説・ガソリン急騰、先行きを楽観できない(東京・5面)
●君が代に感動 福井威夫・ホンダ社長(日経・31面)
ひとくちコメント
「君が代が流れたときは感動した」---社長就任以来「表彰台の真ん中に立つこと」を抱負として公言してきただけに、表彰台の真ん中にバトン選手が立つと、ホンダの福井威夫社長は目を閉じて、感慨深げに聞き入ったという。
自動車のF1世界選手権第13戦ハンガリーGPでジェンソン・バトン選手(ホンダ)が優勝した。ホンダが車体とエンジンをともに製造する単独チームとしては、1967年イタリアGP以来39年ぶり3度目の優勝。ホンダ勢としては、エンジンを供給していたマクラーレン・ホンダ時代の92年11月の豪州GP以来14年ぶりの快挙である。
産経が1面準トップ、各紙もスポーツ面にホンダの「苦しんだ末の栄光」(日経)を詳細に報じている。最近は、ライバルメーカーがリコール放置問題、セクハラ訴訟、国内販売不振などネガティブな話題が多かったが、F1でのホンダの悲願達成は日本の自動車業界にとっても久々に明るいニュースを提供してくれた。