【新聞ウォッチ】トヨタ、米では「速やかに対応」、40万台をリコール

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【新聞ウォッチ】トヨタ、米では「速やかに対応」、40万台をリコール
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朝刊から気になるニュース、気になる自動車関連記事をピックアップ、その内幕を分析するマスコミクルージング(原則として朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版を対象にチェック)。

2006年7月20日付

●日産・ルノー、GM提携協議 国内メーカー注視、本格提携の場合、経営戦略影響も(読売・8面)

●ガソリン140円突入も 石油連盟会長、8月卸価格4.5円値上がりの見通し(読売・9面)

●日産、歴代名車でPR(朝日・11面)

●米で4車種40万台 トヨタがリコール(産経・8面)

●GM提携検討チーム発足へ 日産あすにも(東京・8面)

●ゼロ金利解除の週明け市場、円一時117円台 東証400円下落(東京・9面)

●スズキ会長に聞く、「日産と資本提携考えず」インド、輸出拠点に(日経・9面)

●訃報・森秀太郎氏・元トヨタ自動車副社長 91歳(日経・39面)

ひとくちコメント

トヨタ自動車は米国で販売するハイブリッド車『プリウス』や『エコー』など約40万台のリコール(無料の回収、修理)を実施すると米規制当局に届け出たという。きょうの日経などが取り上げている。

記事によると、約3万5000台はプリウスとエコーの2001−02年型。クランクシャフトの動きを監視するセンサーに不具合が見つかったというものだ。

残りの約36万7000台は、車内の物入れの取り付けが甘かったことが判明。トヨタは、突然開いたりした場合に運転に支障が出る可能性があるとしている。対象はスポーツタイプ多目的車(SUV)『ハイランダー』、レクサス『RX330』の04−05年型と、両車種のハイブリッド版06年型という。

国内では「欠陥放置」が取り沙汰されているだけに、米国での“速やかな対応”は前向きな経営姿勢で汚名返上を狙ったものともみられる。

きょうは午後2時から都内のホテルで恒例の「年央会見」が予定されている。会見時間はわずか45分だが、国内需要見通しの下方修正とともに、渡辺捷昭社長ら関係役員に対し、日産・ルノー、GM3社提携協議への影響、リコール放置問題の質疑が焦点になりそうだ。

《福田俊之》

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