BMWジャパンは、現在、ファイナンス&IT本部長である阿部昇専務が7月1日付けで、専務取締役兼ディーラー開発本部長に就任する人事を発表した。これと同時に、現在営業本部の中にあるディーラー開発ディビジョンは、営業を離れ、社長直轄の独立部門となる。
今回の人事及び組織変更は、BMWグループ・ジャパンの正規ディーラー・ネットワーク強化戦略の一環として行われるもので、阿部専務の後任には、BMW US Capitalのマーティン・ネレン社長がファイナンス&IT本部長に就任する。
阿部専務は、BMW及びMINI正規ディーラーに対する総合的コンサルテーションを担当するチームを率いる。具体的には、人材管理から、経営改善、財務計画及び管理まで幅広い分野にわたり、ディーラーに対して総合的に助言を行う。このディーラー開発本部を陣容を一新して独立部門として発足させることにより、正規ディーラーに対して、よりいっそう充実した支援体制を提供する方針。
阿部専務は、1993年に管理本部長に就任して以来、一貫して財務部門の最高責任者を務めてきた。同社のコルドバ社長は「阿部氏が弊社で発揮した財務的手腕は、今度は、ディーラーの財務強化および改善において発揮されることになる」と説明している。