国土交通省は、05年度に実施した映像記録型ドライブレコーダーの搭載効果に関する調査結果をまとめた。
タクシー事業者については、導入事業者のほとんどで事故抑止効果があった。また、トラック、バスでは安定して装置が作動するための設定条件などを得られたとしている。
05年度では、タクシー事業者で1820台、トラック事業者で78台、路線バス事業者で40台に搭載したドライブレコーダーなどのデータを解析した。
タクシーではドライブレコーダー搭載前後の比較が可能な24社のデータ分析で、タクシーが第一当事者となる人身事故の事故率(その事業者のタクシー1台が1日に起こす事故件数)が20社で減少していた。このうち8社では50%以上の低減効果を実現した。
トラックやバスについては、事故データを適切に記録する条件設定などを検討した。