日産、中南米 カリブ諸国に新型車5車種を投入

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日産自動車は、米国マイアミで、今後中南米・カリブ諸国で販売を予定している新型車5車種を一斉に披露した。

披露した新型車は、小型車の『ティーダ・セダン』、『ティーダ・ハッチバック』、小型ワゴンの『ウイングロード』、小型セダンの『アルメーラ』、中型セダンの『セントラ』の5車種。今月後半から来年初旬にかけてそれぞれの市場に投入する。

これまでに同市場ではSUVの『エクストレイル』、『350Z』(日本名『フェアレディZ』)、小型ピックアップトラックなどを販売してきたが、これらの新型車投入により商品ラインアップを強化し、より幅広い顧客ニーズに対応する。

また同社は、成長著しい中南米・カリブ諸国で、より戦略的な事業運営を行うため、今年4月にメキシコ日産自動車会社内に新組織「ニッサン・ラテンアメリカ&カリビアン(NLAC)」を設置した。この組織では、従来現地で行っていた地域内への配給業務に加え、これまでは日本の本社で行っていた販売マーケティング、商品価格設定、販売促進や広報機能を新たに追加した。

NLACは、日産がブランド戦略の一環としてグローバル展開を進めている顧客満足度向上プログラムの地域での実施を徹底するため、専任のスタッフを配置し、各国販売会社への指導、サポート体制を整えた。

日産のグローバルマーケティング担当のスティーブン ウィルハイト常務は「中南米・カリブ諸国での販売台数は2001年以来114%増加し、他の地域での伸びを大きく上回っている。新型車の投入で、さらなる成長が見込める」とコメントしている。

同地域における日産の2005年新車販売台数は、対前年比24.1%増の8万3000台だった。今後の新型車投入によるモデルラインアップの充実で、2006年には地域全体で9万台の販売を計画している。

《レスポンス編集部》

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