日産車体は、神奈川県の湘南工場をサービス部品生産工場として活用していくことを決定したと発表した。
これは、日産自動車が湘南工場で生産している『NV200バネット』の生産委託を2026年度末をもって終了することを受けたもの。日産車体は車両生産委託の可能性を模索しつつ、特装車・サービス部品生産をはじめとするサポート事業を担うことも視野に入れ、従業員の雇用を最優先に湘南工場におけるあらゆる可能性を検討してきた。
その結果、収益性や拡張性、雇用等の観点から、湘南工場をサービス部品生産工場として活用していくことを、取締役会で決議した。
従業員の技術・技能・知見や保有する設備を活かせることに加え、海外を含めた日産自動車の他工場や他社のサービス部品生産といった事業の拡張性・継続性が期待できることが理由となる。
湘南工場に勤務する従業員については、サービス部品生産への事業転換により、今後も車両生産を継続していく日産車体九州や、そのほかの日産車体関係会社への異動を考慮している。
今後、従業員に対して通知するとともに組合との協議を開始する予定。車両生産の終了及び人事施策の導入による業績に与える影響額等については、算定後速やかに公表する、としている。






 
           
           
           
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