日産自動車は、燃料電池車『X-TRAIL FCV』(エクストレイルFCV)の体験試乗会の開催や各種イベントへの出展などを積極的に実施し、FCVの更なる実用化に向けた取り組みを強化すると発表した。
同社は、2006年4月8日から一般のユーザー向けにX-TRAIL FCVの2005年モデルの体験試乗会を本社ギャラリーで開始し、国内外での公道走行実験を通して得られたデータに加え、実際の運転体験に基づいた顧客の視点でのフィードバックを収集している。この試乗会は、2006年度末まで実施する予定だ。
今後のFCV体験試乗会として、6月3日、4日、10日、11日、17日、18日、24日、25日(7月以降の開催日は、日産ギャラリーウェブサイトにて随時更新)に日産本社ギャラリーで、一般のユーザーによる運転体験試乗と展示を行なうほか、「エコカーワールド2006」の6月3日、4日、横浜赤レンガパークで2005年モデルを展示する。
ミシュラン主催で、パリで開催される「チャレンジ ビバンダム2006」(6月8日−12日)では、テクニカルテスト、ロードラリー、パレード、メディア・参加者などによる試乗を行なう。さらに、日光だいや川公園で開催される「栃木県民の日イベント」(6月10日−11日)での2005年モデルの展示、「第16回世界水素会議」(6月13日−16日、リヨン)でのメディア、参加者などによる試乗を行う。
同社では今後もFCVの実用化に向けた取り組みを強化し、環境負荷の低減、及び成長持続可能な社会の実現に貢献していくと、している。