【新聞ウォッチ】「世界一」目前、トヨタの死角

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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2006年5月11日付

●トヨタ売上高21兆円、3月期決算 日本製造業で初 自動車世界1位に肉薄(読売・1面)

●トヨタ、品質・成長どう両立、リコール続発、人材育成後手に(読売・8面)

●井出のライセンス、FIAが取り消し(読売・24面)

●ブリヂストン創業者 故・石橋正二郎氏、米自動車殿堂に(朝日・10面)

●頂点目前、トヨタに死角はあるか(下) 国内不振 5系列個性棲み分け難題(朝日・10面)

●自動車大手3社 海外伸び最高益 円安が追い風に(朝日・11面)

●砂浜掃除の「新兵器」ホンダ開発「くま手」「ふるい」2種類(東京・9面)

●米「セクハラ訴訟」事情、企業経営ピリピリ59億円で和解も(東京・24、25面)

●社説・踊り場迎える自動車産業(日経・2面)


ひとくちコメント

06年3月期連結決算で売上高が日本の製造業として初めて20兆円を超えたトヨタ自動車。きょうの産経が1面トップで取り上げているのをはじめ、各紙が1面、総合面、経済面などで「売上高21兆円」の中身を詳細に分析している。

売上高、利益ともに過去最高を更新し、世界最大の自動車メーカー、米ゼネラルモーターズに肉薄するといった賞賛する内容の記事とともに、「品質・成長どう両立、リコール続発、人材育成後手に」(読売)、「世界一に潜む死角、セクハラ問題の拡大懸念」(毎日)、「圧勝トヨタ、潜むリスク」(日経)、東京も「頂点目前、トヨタに難題」として、「円高、収益を直撃、セクハラ訴訟も火種に」と空前の好決算に隠れた課題を取り上げている。

さらに、東京は「こちら特報部」で、米「セクハラ訴訟」事情を特集し、北米トヨタ社長を提訴した小林明香さんの顔写真まで掲載。ただし、渡辺捷昭社長が会見でも「重く受け止めている」というセクハラ問題については、読売と朝日には1行も触れられていない。それが一流紙の見識なのだろうか。
《福田俊之》

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