トヨタも協力、中高生対象「福岡テクノロジー人材創生塾2025」開催へ…モビリティ分野の最前線を学ぶ

「未来を動かす先進モビリティ」をテーマにした中・高生向け産官学連携ワークショップ
  • 「未来を動かす先進モビリティ」をテーマにした中・高生向け産官学連携ワークショップ
  • 過去の「福岡テクノロジー人材創生塾」実施の様子

KCJ GROUPは、福岡県およびCIC Japan Innovation Servicesとの共催で、中高生向け産官学連携ワークショップ「福岡テクノロジー人材創生塾2025~未来を動かす先進モビリティコース」を2026年1月から開催する。参加者の募集を12月9日から開始した。

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本ワークショップは、蓄電池・モビリティ分野を中心としたテクノロジー分野への興味関心を深め、将来について考えるきっかけづくりをサポートすることを目的としている。過去に半導体コース、宇宙コースを実施しており、今回が第三弾となる。

メイン講師として、トヨタ自動車の植野直亮氏、久留米工業大学の東大輔教授を迎える。中学生および高校生に分けたコースを提供し、それぞれの年代に合わせたモビリティに関するレクチャーやフィールドワークを5日間の日程で行う。

プログラムでは、電気自動車に欠かせない蓄電池の仕組みや技術のほか、次世代に必要とされる新しいモビリティにも目を向けられる内容となっている。人類が手に入れてきた移動手段の全体を眺めて世の中の移動の課題を広く学び、次世代の移動・輸送を支える蓄電技術について知る。

久留米工業大学での大学見学では、乗り物と社会を繋げる技術の開発現場を見て学ぶ。CIC Fukuokaでは、街に実際にある移動の課題を自分たちで見つけて解決に挑むアイデアソン・ユーザーヒアリングを実施。最終日にはチームごとに考案したモビリティの形をプレゼンテーションする。

対象は福岡県内の中学生および高校生で、各コース定員40名。中学生コースは2026年1月21日から2月18日まで、高校生コースは1月21日から2月19日まで、それぞれ全5日間開催される。開催場所はキッザニア福岡、久留米工業大学、CIC Fukuoka。

応募期間は2025年12月9日から2026年1月12日まで。参加費用は無料だが、交通費は自己負担となる。応募フォームに必要事項を記入のうえ申し込む。

共催は福岡県、CIC Japan Innovation Services合同会社、キッザニア福岡。後援は一般社団法人九州経済連合会。協力はトヨタ自動車、トヨタバッテリー、久留米工業大学インテリジェント・モビリティ研究所、Garraway F。

KCJ GROUPは、本ワークショップを通じてこども達に、将来の予測が困難な時代を生き抜く力や、世界的視野を持った能動的な学びを継続する力を身につけてほしいと願うとともに、将来的に理系の学部や県内の技術系企業を志望する人材創出を目指している。

《森脇稔》

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