BMWは『Z4』シリーズに、走行性能を大幅に高めたリアルスポーツモデル「Z4 M」を追加発売した。シャシーもベースモデルの標準型「Z4」から大幅に改良されている。開発は、BMWのスポーツモデル開発子会社である「M Gmbh」が行った。フロントサスペンションに新設計の軽量タイプを採用、リアサスペンションには剛性の高い『M3』用のものをベースとするものに換装されている。ステアリングシステムは正確な操舵感、良好なフィールを追求し、電動ではなく油圧式パワーアシスト機構のものが使われている。ブレーキはモータースポーツ向け車両「M3 CSL」と同様、M製のフローティング・コンパウンド・ブレーキ・システムを採用。100km/hからの緊急停止をわずか34mでこなす。リアデフには速度感応型バリアブルMディファレンシャル・ロックを装備。とくにコーナー出口での加速時の操縦安定性、最適なトルク配分を得ることができ、路面温度の高低やドライ、ウェットなどのコンディションを選ばず、スポーツ走行を安全かつ高次元で楽しむことができるという。FRハイパワースポーツの俊敏な走りを楽しみたい向きには、Z4 Mはぴったりのモデルだ。オープン、クローズド両ボディの重量差はほとんどないため、どちらのボディを選ぶかは純粋に好みの問題となるだろう。
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