国土交通省と、独立行政法人・自動車事故対策機構(NASVA)は24日、平成17年度(2005年度)自動車アセスメント(JNCAP)の試験結果発表を行った。今年度はメーカーからの委託を含めて20車種で試験を実施。最高評価の6ツ星獲得車が昨年よりも増加した。
JNCAPはNASVAが実施しているもので、今年度は軽自動車4車種、乗用車14車種(うち4車種ワンボックス、ミニバン)、メーカー委託車2車種の合計20車種が対象となった。
衝突安全性能は年々向上しているが、今年は小型乗用車を中心とした12車種で運転席、助手席ともに最高の6ツ星を獲得。運転席と助手席のどちらかで6ツ星を達成したクルマを合わせれば、軽自動車を除く大半の車種がこれを達成している。
また、歩行者頭部保護性能において、今回の試験で初めて最良のレベル5を獲得したクルマが1車種登場した。また、レベル4を獲得したクルマは昨年の1車種から7車種へと大幅増加。この部分での技術向上が進んでいることも試験によって明らかになった。