気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。
2006年3月17日付
●USEN、ライブドアと提携、社長個人95億で株購入(読売・1面)
●レクサス ハイブリッドで勝負、販売伸び悩み、環境性能で巻き返しへ(読売・10面)
●モーターショー、来年秋に17日間(読売・10面)
●自工会会長に張氏内定(朝日・13面)
●時速20キロでも「危険運転」最高裁初判断、赤信号無視、対向車線で衝突装置(毎日・31面)
●社説・交通安全計画 多角的な高齢者対策を(東京・5面)
●岡崎工場の存続問題、「来月末までに結論」三菱自・益子社長に聞く(東京・8面)
●「賃金の考え方変革期にある」小枝自工会会長(東京・8面)
●自動車リース三菱系2社、再編3位に(日経・7面)
●レクサス巻き返し急ぐ 輸入車まずは優勢(日経・11面)
●自動車販売、来年度もプラス、自工会0.9%増予測(日経・13面)
ひとくちコメント
トヨタ自動車が高級車ブランド「レクサス」初のハイブリッド車『GS450h』を発売した。「まずは静かさと走りを体感してほしい」(渡辺捷昭社長)と、きのうは東京・お台場のショールームで試乗会を兼ねた発表会が開かれたが、マスコミの関心は「販売面で苦戦するレクサス」であった。
きょうの各紙にも「高級車“環境”武器に、レクサス巻き返し急ぐ」(日経)、「高過ぎ?レクサス苦戦、ハイブリッド搭載巻き返しへ」(産経)など、トヨタの記事にしては珍しく「苦戦」や「伸び悩み」といった活字がおどっていた。
そんな中で、朝日には、他紙のような市場分析はなく、性能や価格などを取り上げただけの記事である。トヨタへの配慮かどうかは定かではないが、新車の紹介記事なら専門誌や新車カタログで充分である。