富士重工業(スバル)の竹中恭二社長は13日、2007年に試験販売を計画していた「ターボパラレルハイブリッド」(TPH)の開発計画を白紙撤回したことを明らかにした。トヨタ自動車との業務提携発表の記者会見後に語った。
富士重工は同日、ハイブリッド車についてはトヨタのシステムをベースに開発の検討を進めることでトヨタと合意しており、水平対向ターボエンジンによる自社開発のハイブリッド車投入は断念した。
トヨタのシステムによるハイブリッド車の投入次期などは、今後詰めていく方針。また、ハイブリッドや電気自動車関連技術としてNECと共同で開発を進めているマンガン系リチウムイオン電池については、今後もNECとの「研究を進める」と述べた。