富士重の第3四半期連結決算…減収ながら増益、通期も上方修正

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富士重工業(スバル)が発表した2005年4−12月期の連結決算は、売上高が前年同期比1.0%減の1兆395億円、営業利益が同41.9%増の376億円と減収増益となった。

新車販売台数は国内が同8.3%減の16万4000台と不振だった。『レガシィ』や、『R2』などの軽自動車の販売が低迷した。海外販売は、同2.0%増の24万4000台だった。北米の販売はマイナスだったが、欧州や豪州などが順調だった。

新車販売全体は同2.4%減の40万8000台とマイナスで、減収だった。収益では、新車販売の低迷で175億円の減益効果があったものの、原価低減、経費削減、試験研究費の削減、為替差益の増益効果で、営業増益となった。

経常利益は同8.9%増の312億円、当期純利益が同38.2%減の128億円だった。

通期業績見通しは、売上高と当期純利益は据え置いたものの、営業利益と経常利益はそれぞれ前回予想よりも100億円増の490億円、390億円に上方修正した。円安の進行で為替差益が膨らむため。

《レスポンス編集部》

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