トヨタ、環境負荷を低減する塗装表面処理剤を開発

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トヨタ自動車は27日、環境負荷を低減する世界初の塗装表面処理剤を、日本バーカライジングと共同で開発したと発表した。今月下旬から、高岡工場の部品塗装ラインに導入を始めた。

塗装前の表面処理剤は通常、リン酸亜鉛処理剤が使用されているが、数種類の金属が含まれるため、水で洗い流す際、工場での排水処理が必要だった。さらに、副産物としてリン酸鉄が生成するため、スラッジの埋め立て処理が不可欠だった。

新塗装表面処理剤は、ジルコニウム系化合物を主体に、有害性の少ない数種類の金属や有機物を組み合わせ、リン酸亜鉛処理剤と同等の耐食性を確保。同時に塗装の密着性や塗装後の耐久性、仕上がりも、同等以上の性能を確保した。

《編集部》

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