【新聞ウォッチ】今、われわれが本田宗一郎に学ぶべきもの

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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2006年1月26日付 

●ハロー! 三菱自動車です サンリオとライセンス契約(読売・8面)

●F1ホンダ これが新マシン バリチェロ「速い車だ」(読売・23面)

●ヘリ不正輸出、機種偽り申告 違法性認める、ヤマハ発関係者、「やむを得ず」(毎日・26面)

●「品質世界一に」渡邊捷昭・トヨタ社長一問一答、地元含め社会貢献も積極的(東京・8面)

●「信頼性」ベンツ首位、ビジネスマンの企業イメージ、一般個人はトヨタ(日経・15面)

●やさしい経済学、ニッポンの企業家 本田宗一郎 破天荒と繊細 一橋大学教授 野中郁次郎(日経・33面)

ひとくちコメント

堀江貴文容疑者逮捕から3日が過ぎた。きょうも日経を除く各紙がライブドア事件関連の記事を1面トップで報道、虚業の全容が次第に暴かれていく。

そんな中、一橋大学の野中郁次郎教授が「やさしい経済学=ニッポンの企業家」という興味深いコラムをきょうの日経に掲載している。そのコラムの登場人物は本田宗一郎氏。

文中で「彼の卓越している点は、決して利益の向上だけを優先する経営者ではなく、人へのおもいやりがあること」と指摘し、「多くの日本企業で失われてしまったもの、それは夢の力により活力を引き出すこと、未来に向けて社員に希望を持たせ、情熱を持って実践させる経営者の姿勢である。今、われわれが本田宗一郎に学ぶべきものは、そこにある」と結んでいる。

塀の中に入った“虚業家”のように「すべてがカネ」では、宗一郎のような魅力的な経営者にはなれない。

《福田俊之》

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