【新聞ウォッチ】“ホリエモン”懲役2年6か月、実刑判決に賛否

“ホリエモン”の愛称で知られ、IT時代の「寵児」と呼ばれていた堀江貴文被告(ライブドア元社長)の上告が棄却され、近く収監される見通しとなった。服役中もメールマガジンや本の執筆は続けていく考えを示した。

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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2011年4月27日付

●トヨタ、部品調達を分散、集中解消、海外は現地強化(読売・2面)

●ホンダ、インドで5割減産(読売・8面)

●企業の8割「25%節電」経団連が自主計画集計(読売・9面)

●「堀江節」で司法批判、「日本経済ダメにした」、実刑確定へ(読売・39面)

●東電賠償に上限論、銀行巻き返し、遅れる政府案(朝日・2面)

●生産拠点6割復旧、部品調達は進まず、被災企業調査(毎日・1面)

●東京モーターショー欧州勢復活(毎日・7面)

●たくましさを内外に発信、自工会・志賀俊之会長(毎日・7面)

●ホテルやツアー値下げ相次ぐGW需要掘り起こし(産経・3面)

●「他業界でも輪番休業」自工会会長が呼びかけ(産経・10面)

●サマータイム見送り、政府、コストや混乱懸念(東京・1面)

●日産の生産6割減少、4月国内、3万6000台程度に(東京・6面)

●キヤノン11%減益、今期見通し、部品不足で下方修正(日経・3面)

●米フォード22%増益、1〜3月、原材料費、今期20億ドル増(日経・7面)

●いすゞ、営業益7.7倍、前期850億円、純利益は下振れも(日経・14面)


ひとくちコメント

“ホリエモン”の愛称で知られ、IT時代の「寵児」と呼ばれていた堀江貴文被告(ライブドア元社長)の上告が棄却され、近く収監される見通しとなった。

最高裁が堀江被告の上告を棄却する決定を下したのは26日正午過ぎ。同日の各紙夕刊で「堀江被告の実刑確定へ」と大きく報じたのに続き、きょうの各紙にも、棄却された後に行われた堀江被告の記者会見を中心に社会面で掲載。堀江被告が短文投稿サイト「ツイッター」で最高裁の決定に対する感想を書き続けた内容も東京などで紹介されている。

読売と日経は社説のテーマにも取り上げている。読売は「実刑確定は当然だろう」として「そもそも日本では、粉飾決算などに対する罰則が軽かったと言わざるを得ない」と指摘。一方の日経は、「ライブドア事件が日本の株式市場に与えた傷は深い」としながら「堀江元社長の犯した罪を冷静に検証し、そこからベンチャー市場を活性化させる教訓をくみとりたい」とし、ベンチャー市場の再生へとつなげる努力を重ねていく必要があると結んでいる。

記者会見で堀江被告は、実刑について「不公平だが、世の中は不公平なもの。それはそれで仕方がない」と述べる一方で、服役中もメールマガジンや本の執筆は続けていく考えを示し、「これまで時間がなくて読めなかった科学や歴史の本を読みたい。逮捕された3カ月には400冊読んだ。今回は2000冊ぐらい読める」と話したという。

堀江被告に対しては「楽して儲ける」ことに「虚業の錬金術」と批判的な見方があれば、「ベンチャーの星」としての才能を評価する人も多い。「懲役2年6か月」の実刑判決が妥当かどうかは別にしても、38歳という油の乗り切ったときに、その才能がしばらく埋没されてしまうのは少しもったいないような気もするが……。
《福田俊之》

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