三菱自動車工業の相川哲郎常務は24日、同日発表した新型軽自動車『i』のプラットホームの展開について、SUV系の軽乗用車やエンジン排気量を拡大した輸出車両などを検討していると明らかにした。
海外向けモデルは、ダイムラークライスラー向けに開発している3気筒エンジンを搭載する見通し。このエンジンは、iに搭載した660ccエンジンのボアアップとストローク延長による1リットル級とする。
海外市場では「欧州や東南アジア」を念頭に置いているという。ただし、現行の3カ年再生計画には織り込んでおらず、投入時期は2008年度以降としている。
また、同社が開発中のインホイールモーターによる電気自動車技術「MIEV」の搭載車もこのプラットホームを活用、相川常務は「2010年の発売を目指す」と、改めて表明した。